2014年、26歳で東京・吉祥寺の中型美容室の一角を借り、低単価業務委託系サロンをオープンしました。

最初はホットペッパービューティーに掲載しクーポンの価格勝負で集客を試みましたが、スタイル写真が10枚しかなかったため効果が限定的でした。

オーナー自ら現場に立ち早朝からモデルさんを呼んでスタイル撮影。しかしスタッフの協力が得られずクオリティも低く苦労しました。

スタイル撮影の継続によりクオリティが向上し、ホットペッパー内でのPV数も増加。写真のクオリティが高いことで全体のPV数が上がり新規集客が増加しました。

主な集客はホットペッパービューティーでしたがスタッフごとに異なる得意分野や希望があるため、ホットペッパービューティーの店舗ページではスタッフの個性を反映させることが難しいと感じました。そこで個々のスタッフがminimoを活用し、自身のページを運営することを提案しました。minimoは美容師と直接予約ができ店舗でも管理ができる特長があります。

ホットペッパービューティーではなく、minimoを利用することで新たな集客動線を築きました。minimoの利用ユーザー層は主に10代〜20代の女性で、特に19〜24歳が多いことから、若い層をターゲットにすることが可能です。

初期段階では情報や口コミがなく集客が難しい状況でした。そこでminimoのページに自身のスタイル写真を掲載し、地域の競合他店よりも価格を抑える戦略を取りました。最初は1週間に1件の予約でも良くご来店いただいたお客様に口コミや写真の協力をお願いしました。

口コミや写真のアップロードによりスタッフのスタイルや技術力をアピールし信頼を築くことができました。これを繰り返すことでエリアの検索順位が上昇し結果として集客が増加。アルゴリズムの変化にも対応し定期的なページ更新も行いました。

集客が安定してできるようになってくると単価の高いメニューを導入し、通常のメニューも単価UPを図りました。集客状況に応じて価格を調整しPDCAサイクルを回しています。技術力だけでなく集客やminimoの理解と実行ができる美容師は確実に結果を出せます。

これらの取り組みができないとオールラウンダーとしての美容師にならざるを得ません。美容師として充実したキャリアを築くためには、自分がやりたいお客様に囲まれることが重要です。

業務委託系美容室ではスタッフが協力して自らのスタイル写真を発信し、お店全体が集客に貢献できることが重要です。【リアル】を発信することで、お客様に自分たちの魅力を伝えることができます。